インフルエンザ菌b型』(Hib)ワクチン
乳幼児の細菌性髄膜炎の主な原因菌である『インフルエンザ菌b型』《略してHib(ヒブ)》のワクチンです。
注:これは冬に流行する『インフルエンザウィルス』とは全く別のものです。
Hibによる髄膜炎は5歳以下、特に生後3ヶ月から2歳くらいまでがかかりやすく、日本の年間患者数は少なくとも600人と報告されています。 このうち約30人が死亡し、150人(25%)に知的障害や癲癇(てんかん)などの後遺症が残ると言われています。
接種の仕方
接種開始年齢 | 接種回数 | 接種スケジュール |
---|---|---|
生後2ヶ月から7ヶ月未満 | 4回 | 初回:27~56日(4~8週)間隔で3回接種 追加:3回目接種後7~13ヶ月の間に1回接種 |
7ヶ月以上12ヶ月未満 | 3回 | 初回:27~56日(4~8週)間隔で2回接種 追加:2回目接種後7~13ヶ月の間に1回接種 |
1歳以上5歳未満 | 1回 | 1回接種のみ |
副反応
接種部位の発赤と腫れが殆どで、重い副作用はまずありません。(現在の三種混合やMRと同程度と考えて良いと思います)
費用
埼玉県内の0歳~5歳未満の乳幼児は市から助成が出るので公費で受けられます。
それ以外の地域のお子様、助成の受けられる年齢以外のお子様は自費になります。 (1回 9,000円)